
oh-my-pi 18.5.1は、並列ツール呼び出しの引数や結果が混ざる問題と、ストリームのエラー後に完了済みの処理を再実行する問題を修正した。同日の18.5.0で変わった設定と保存APIも合わせて確認したい。(公式リリース18.5.1 / 18.5.0)
OpenClawはエージェント間の結果を依頼元へ返す経路を変更した。OpenAIを退職したDavid Robinsonは安全管理の組織文化を批判し、会社側は対策の強化を説明している。対象は2026年10月3日06:30から10月4日06:30までのJSTの更新だ。(出典1 / 出典2 / 出典3)
oh-my-pi 18.5.1が並列ツールの混線と完了済み処理の再実行を修正
oh-my-pi 18.5.1は、IDが空または再利用された並列ツール呼び出しで、別の呼び出しの引数を実行したり結果を混ぜたりする問題を修正した。一時的なプロバイダーのストリーム読み取りエラー後に、完了済みの呼び出しを再試行する問題も修正し、そのターンの未完了呼び出しは破棄する。(出典1)
同日の18.5.0では、タスクごとのモデル指定を追加した。指定候補は設定済みのフォールバックより優先されるが、以後の切り替えを一律に禁止する機能ではない。利用不能な指定を呼び出し元のモデルへ暗黙に置き換えず、事前確認で失敗させる変更も含む。(18.5.0)
比較表: 自動移行される設定と実装変更が必要なAPI
18.5系へ移る際は、通常の設定移行と独自ストレージの対応を分けて確認する。(18.5.0)
| 対象 | 変更と対応 |
|---|---|
| タスク完了の確認設定 | task.completionProbeMsを真偽値のtask.completionProbeへ変更。既存値は0なら無効、それ以外の期間なら有効へ自動移行する。(18.5.0) |
| 独自ストレージ | SessionStorage.claimSessionFile(sessionPath)をclaimSession(sessionId, sessionPath)へ変更。従来のAPIを実装していたバックエンドは、プロセス間のセッション所有権を維持するため対応が必要。(18.5.0) |
EastBraverの見立て: Agent評価では、IDが重なる並列呼び出しと、実行後にストリームが切れるケースを試したい。各処理の引数と結果が対応し、完了済み処理が二度実行されないことを確認する。独自ストレージを使う構成では、API移行も更新作業に含める。
- 出典: oh-my-pi 18.5.0(公式リリース、2026-10-03 10:26 JST)と18.5.1(同日21:30 JST)
OpenClaw 2026.9.8が依頼元へ結果を返す経路を変更
OpenClaw 2026.9.8は、別のエージェントが返した結果を依頼元へ一度届け、その後の依頼元が返信するか作業を続けるよう変更した。結果を受け取ったまま無言で終了する挙動を防ぐ。独自ワークフローでは、結果の返却や追加作業の依頼を明示する必要がある。(出典1)
REPLY_SKIPとANNOUNCE_SKIPは、このエージェント間の返信を隠す制御として使われなくなる。Doctorは旧設定を移行し、グループチャットを静かに保つ設定は維持する。すべてのチャットを強制的に返信させる変更ではない。(公式変更履歴)
更新に失敗した際の復旧では、許可・有効化したプラグインの状態を維持する。Windowsのインストールでは、ファイルがロックされている場合に再試行し、失敗時にも既存パッケージを残す。ただし、古い更新処理で今回の版へ移る途中から、この保護が有効になるわけではない。(公式変更履歴)
EastBraverの見立て: エージェント同士に仕事を渡すHarnessでは、依頼元が結果を受け取り、利用者への返信か次の処理へ進むところまで確認したい。返信を止める旧制御を使う独自ワークフローは、Doctorの移行結果と合わせて点検する。
- 出典: OpenClawの公式変更履歴とGitHubリリース(2026-10-03 12:21 JST)
OpenAI元安全担当者が組織文化を批判し会社側が対策を説明
OpenAIを退職したDavid Robinsonは、10月3日のThe Atlanticへの寄稿で、主要製品の安全報告書の作成を率いていたと説明した。退職自体は先週の出来事で、今回の新しい材料は本人による批判の公表だ。(出典1 / 出典2)
Robinsonは、公開と改善を繰り返す「iterative deployment」が、能力向上で規模を増す失敗に十分対応できるかを疑問視した。航空や原子力のような冗長性と慎重な計画を求めている。これは本人の組織評価であり、個別モデルの安全性を独立に実証した結果ではない。(本人の寄稿)
比較表: 批判と会社側の説明
論点は、公開を速める運用と安全管理の関係にある。会社側の説明も、対策の有効性を第三者が検証した結果とは分けて読む。(寄稿 / 会社側の回答)
| 発言者 | 主張・説明 |
|---|---|
| Robinson | 問題が起きてから改善する運用に加え、冗長性と事前の計画が必要だと主張。(寄稿) |
| OpenAI | 必要なら訓練を止めたり公開を見送ったりすると説明。研究・試験環境のセキュリティ、外部評価者との連携、訓練中の監視を強化していると回答。(Business Insider) |
EastBraverの見立て: 導入側も、提供企業の安全方針と、自社で確認した動作を分けて評価したい。Agent評価の失敗例を蓄積し、どの条件なら自動実行を止めるかを定めることは、自社側で進められる運用改善だ。
- 出典: The Atlanticの本人寄稿(2026-10-03 20:00 JST)とBusiness Insider(会社側の回答を含む二次報道)
ほかの確認済みの更新
MCPの設定、ローカル推論、個人情報の保存では、次の更新も確認したい。
- Pi 1.0.1がMCPのプロジェクト別設定を拡張:
.pi/mcp.jsonで、ユーザー側に定義済みのサーバーに対して有効化やツール公開の設定を上書きできる。上書きだけならcommandやurlを再定義する必要はない。MCPを複数プロジェクトで使う場合は、ユーザー共通設定とプロジェクト設定の適用結果を確認したい。(出典1、公式リリース、2026-10-04 01:14 JST) - llama.cpp b11379がLayaの異常終了を修正: Laya利用時に
n_batchがn_ubatchを上回る場合、同じ値へ制限する修正を収録した。後続のb11380は、同梱するcpp-httplibを0.59.0へ更新した。いずれもGitHub上ではプレリリースで、今回の修正を性能向上と読み替えない。(出典1、2026-10-04 00:51 JST / 出典2、同日06:06 JST) - WIREDがMuseの人物別メモリーとMetaの説明を報道: 抽出された指示は、家族や友人などの関係情報を人物ごとのページに蓄積する設計を示す。Metaは、公開情報と利用者が共有した情報を使うと回答した。公式ヘルプはメモリーの編集手段を説明している。Memoryの内容を点検する際は、他人についての記録と推測も確認したい。人物ページの作成機能が今回初めて提供されたという告知ではない。(出典1、WIRED、2026-10-03 21:00 JST / 出典2、Metaの公式ヘルプ)
